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カリフォルニア州のTranquis Therapeutics社の総額30百万米ドルのSeries Aラウンドを共同リードしてクローズしました

07/09/2020

当社Remiges Venturesは、Tranquis Theraputics社(米国、カリフォルニア州)のSeries A Roundに関共同リード投資家としてS.R.Oneとシンジケーションを取りまとめ、本日クローズ致しました。

投資シンジケーションには、当ファンド、S.R.Oneの他、ViVo Capital、Hillsborough Venture、Correlation Venturesが参加致しました。

同社は、骨髄形免疫細胞の機能不全が多くの神経変性疾患に関与しているという、スタンフォード大学のEdgar Engleman教授が率いるチームによる研究成果に基づいて起業されました。同社は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、前頭側頭型認知症(FTD)、パーキンソン病(PD)等の治療薬を開発しています。

神経変性疾患においては特定の損傷や遺伝子の機能異常等により神経毒性のある物質が蓄積され、骨髄系細胞による炎症反応が引き起こされることが理解されています。脳のマイクログリア細胞や末梢のマクロファージは、通常死んだ細胞断片や外来の物質を貪食し分解していますが、究極の状態では過剰な炎症を引き起こし、炎症性サイトカイン等を分泌し、組織変性を誘導してしまう可能性があります。

神経変性疾患の患者さんの骨髄系細胞においては細胞の重要な代謝パスウエイの活性が低下しており、同社の治療薬候補物質はこの代謝パスウエイを標的としております。

Remiges Venturesから稲葉が取締役として経営に参加し同社の付加価値向上に務める予定です。

詳しくは上記リンク先をご参照ください。